こんにちは!ArscasA の佐藤です!
みなさんは利き手はどちらですか??
僕は生まれてからずーっと左利きなんですが、今回はせっかくだから左利きで得にした事とかよかった事、逆に損した事や悪い思い出も話しておこうと思います。
保育園の先生の一言がきっかけで無理な矯正はしなくて済むように
僕が生まれた1980年あたりはまだ左利きをギッチョとか言われて、右利きより劣った存在と見られていたみたいですね。
両親に聞いた話では、左利きかなと発覚したのは僕が保育園の頃、昼ごはんやおやつタイムなんかにスプーンなどを左手に持っているのを先生が気づいたところから始まったようです。
それを聞いて、先生も両親も右手に持たせ直したようですね。
が、気付けばまた左手に持ちかけているみたいで・・・。
覚えていませんがその時は本能なんでしょうね。
何度も何度も右手に持ち直させてはまた左手に持ってしまう。
両親は左利きにかなり偏見があったからどうしても右に直したかったみたいですが、先生は
このまま持ち直させ続けたら知らない間に本人がストレスを抱えて生きる事になる。生まれたままを受け入れてあげた方がお子さんのためかもしれませんよ
と言ったそうです。
両親も渋々そのままにさせたと言う事ですね。
その後は、箸の持ち手、キャッチボールでのボール投げる手、サッカーのボールを蹴る足も。
もうこりゃー左利き確定!と両親も従わざるをえない状況!だったみたいですね。
小学生くらいからは自分でも記憶があるんですが、近所の草野球チームに呼ばれてなんとなく始めたけど、打つのも投げるのもキャッチするのもそれなりに上手かったみたいですね。
でも野球自体があんまりすきじゃなかったんでしょうね。
自分からは進んで練習なんかはしなかった。
なんとなく始めたサッカーのが自分には合ってみたいで高校卒業するまでやってました。
野球もサッカーも相手は右利きが多いからとにかくやりづらいみたいで、逆に良い意味で目立ってました。
試合の相手にも左利きで覚えられていたみたいでそれに合わせて戦略、作戦練られてるみたいですね。
自分もそれが強みだ!ってわかっていてから、より楽しかったし努力しがいがありましたね。
他だと美術系は評価高かったですねー。
工作や絵を作ったり書いたりはいつも県で賞をもらったり。
美術、スポーツは左利きで得した事が多かったな。
逆に学問系はほんと苦手で頭悪かったです。
成績表とか5段階中1ばかりつけられた思い出です。
左利きで苦労をしたことも
小学生で習い始めた習字は苦労した記憶があります。
これだけは右で筆を持たないとダメだと言われて、うまく書けない事イライラしながら書いてましたね。大きい文字はまだなんとか書くんですが、左側に小さい字で名前書くじゃないですか??
それがぐちゃぐちゃになっちゃってなかなか書けず、こっそり左手で書いてました笑
最近左利きの人に聞くとわたしも!ぼくも!っておっしゃるので左利きあるあるみたいですね。
その後は美容専門学校でも入社したサロンでも最初は教わる側なんで、教える方が苦労するみたいでした。
教える側は右利きな方がほとんどなので。
僕も一瞬戸惑いましたが鏡に映したと思ってやったり、見よう見まねというよりは雰囲気や動作を真似するようにしました。
頭で考える事や理論が苦手なんです。
雰囲気を真似て行動してしまえば、なんとかできるのが左利きの良さかもしれないと最近思います。
あとから理論を聞いて納得するタイプ。
そういえばカットに使うハサミは左利き用ですね!
右利きと同じハサミでも左利きは価格が1.3倍以上高い。
むしろ欲しいなーと思ったハサミが左では作ってない。作れないとか。
これは損した気分でしたね。
が、それもそれで特別感を感じますからなんだかんだ優越感です。
右利きの人に教えるために理論を学んだ7年間
では今度は僕が教える側になった時。
最初は右でも切れるようにならないと思って持ち直したりしてみたんですが、できない!やっぱり。
右利きの皆には伝わってない気がする。
だから僕はその分、分かりやすく説明をするようにしました。
理論ですね。1番苦手な。
教わっていた時以上に理論を勉強し直しました。
期間的に7年間くらいは本読み漁ったり、講習行きまくりましたね!
僕が24歳〜30歳くらいは周りに誰も教えてくれる人がいなくて悩んで。
お金もたくさんかかったけれど、実はお客様にも喜んでもらえるし、全然苦にならず楽しく学びまくった記憶があります。
「なぜそうするのか?」
一つの動作に、いちいち「なぜ?」
を伝えるようにしていくとみるみる周りの納得している感じがわかるんですよね。
それが見たくてまたがんばっちゃう。
もうこの頃左利きで教えづらいとか教わりづらいみたいな話は忘れてるくらいでした。
世の中全てが右利き用に作られているし、考えられているからこそ工夫したり、考えたり、適度に悩んだりして結果的に良い意味で人と違う個性を持てた事が財産だなーって思います。
だから左利きの良かった事悪かった事ってタイトルでしたが、今思えるのは左利きでよかった!
悪いことなんてない!って事でした!
左利きのままを尊重してくれた保育園の先生、受け入れてくれた両親、そして関わったすべての人達に感謝ですね。
人って得意不得意が必ず同じバランスであると思うんです。すごい欠点が目立つけど、実はすごい長所があったり。その逆も。
すごい得意な分野があるけど凄い苦手な分野もある。
この振り幅が大きければ目立つ人になるし振り幅小さいと目立たないだけ。
そーじゃないとやってらんないですよね!?
どんな人でも光と影があるはず!と僕はみています。
自分の得意な事で生きて行き、不得意な事はできる人に譲る。任せる。
だからたくさんの仕事があり、人が人の役に立てるんだと思います。
最後は少し話がそれましたが、左利き最高!!って事でした。
僕のサロンでカット中はぜひ左利きのハサミさばきをお楽しみください。
切る音のリズム、見栄え、所作も職人感出してますから!
さっき実は「左利き」でググってみたら
こんな面白そうなの見つけました。
楽しみです。
ではまた!
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