Arscasaのステップボーンカットのビフォーアフター

さて今日は僕の大好きなのカットの技法の中でも、理論的に体系化され特許を取得している

「ステップボーンカット」

をご紹介していきます。

などなど嬉しいお声をいただく素晴らしいカット技法なのです。

今回はステップボーンカットのメリット・デメリット、お客さまのビフォーアフターの事例を解説していきますね！

ステップボーンカットのメリット

ステップボーンカットのメリットはたくさんありますが、このような感じです。

などなどお客様によって感じ方はさまざまです。

ですがどのお客様にもこのメリットを「4つ以上」は感じてもらってますね！

デメリットは後半でご紹介しましょう！

ステップボーンカットのビフォー

こちらのY様は40代でネイリストのオシャレ主婦さん！

髪質はうねり癖が少しあり、根本はペタンとなりやすい。硬さは柔らかめですが毛量は多めですね。

頭の骨のかたちはイエローの線の様に後頭部の上は急斜面、下に出っ張りがあります。

グリーンのハチの部分は弧を描く様にわりと綺麗な丸みです。

あとレッドの線は全体が縦長にみえてますねーって事です。

前回は8週間前にカットしています。

もう4.5年担当させていただいていますが、はじめて担当させて頂いたときはロングでしたね。

いろいろなデザインを楽しみながら段々短かくなり

セミディ→ボブ長め→前下がりボブ→ショートボブへと。

ここ2年はショートボブを楽しんでおられます。

いつも言って頂くのは

「このショートはハマる、病みつきになる。これ以外考えられない。」

と。嬉しいです、はい。

Y様の価値観やライフスタイル、ファッション感などにハマっているようですね！

さぁ、これから西洋人バランスのショートデザインをカットでつくっていくのですが、やり方が明らかに普通のカットとは違います。

髪型が決まったらデッサン、設計図を書きます。

髪型の絵、髪の展開図ですね。

ものづくりをしている感じが好きです！

お客様もイメージ湧きやすいと言っていただけてます。

次に専用ミストで頭皮と髪をデトックス！

カット中に頭のエステができちゃいます。

• フルボ酸配合で血流を良くする効果！
• 切りながら小顔になっていく！
• 頭皮も髪も綺麗に！
• さらに髪を滑らかに切れるのでカットでのダメージが最小限！

はい、切り始めたらたぶん今までと切り方ぜんぜん違うと感じるはずです。

専用シザーを使用して弧を描く様に切ります。

毛束ごとに

長さ、軽さ、動きの幅、ボリューム感、タイト感

を調整していきます。

仕上がりのヘアデザインの内側にもう一つヘアデザインを作るんです。

意味がわからないですよね？？

これはぜひ体感してみてください。

乾かしたら形になります！なんてシンプル！

待望のアフター

乾かして少しスタイリングジェルをつけてます。

レッドの部分

こめかみ上、耳後ろ、襟足にくびれを。

イエローの線

急斜面になっていた部分はふんわりボリュームを。

グリーンの線

縦長だった形が横長になりましたよね？

頭が後ろに向かって長く見せることが大事です。

奥行き！ですね！

さらに秘密の理論があります、、、

後頭部にボリュームを出して襟足をタイトにするのは美容師だれでもやるし、ひし形に見せる事が大事なのも割と皆さん知ってるかも

ですが、、、、

以外と知られていないのが　

顔の周りのカットで肌を出したり透かしたりする事で髪の重さを後ろに移動させて見せるって事！

マニアックですねー造形論ですねー

好きなんです。こういう理論。

ステップボーンカットの造形理論

例を出すと

かつらやウィッグをかぶったことありますか？？

前ぎみに被りすぎると凄く邪魔で重たい感じがして変ですよね？

後ぎみに被ると顔まわりは軽いからスッキリしますよね？

それと同じことを地毛に置き換えて考えます！

カットの切り方で顔まわりの肌の出し方を調整する。→さらに後頭部に丸みを作る。

この相乗効果が奥行きを作ります！！

ショートはもちろん、ミディアム、ロング全てにおいてこの「顔まわりと後頭部」をセットでバランスをとるのです。

じゃ顔まわりは短くするのがいいんかい！？と

聞こえてきそうですが違います。

肌の出方であり、短さではありません。

長くても肌の出し方はコントロールできます。形も様々。

似合わせます。僕なら！

ステップボーンカット
¥17,000（税込）
所要時間60分

ステップボーンカットのデメリットとお断りするケース

こんなに素晴らしいカット技法も、デメリットもありますし、お断りするケースもあります。

しかし基本的には髪の長さに起因するので、伸びるまで待てばステップボーンカットができることがほとんどです。

1.やりたいデザインに対して長さが部位によって足りない場合

このステップボーンカットは1番表面が長くなる様な切り方なので、長さが足りないのに無理にデザインしようとすると効果がうまく出ないからです。

伸ばしてから切るか、短めのデザインにするかになりますね！

2.現状で中が削がれすぎている場合や全体的に少なすぎる場合

このステップボーンカットはハッキリ、しっかりした束を積み重ねて作る事で最高の機能性を発揮しますから、削がれすぎていると効果が出ずただのひょろひょろでのっぺりした髪型になり、悲惨でしかありません。絶対に断ります…。

これも普通のカットで整えていきながら、タイミングを見てからになりますね。

3.普段結んでアレンジする事が多い方

このステップボーンカットはいらない骨格の出っ張りをへこませて見せ、ボリュームの欲しい骨格を膨らんで見せる事ができるのです。

そのため毛束ごとに根元1センチ付近からハサミを入れ調整していきます。根元5cm離れたところから切る事もあれば、根元1cmから切る事もあります。

違いは根本1cmから切るとめちゃくちゃ小頭にできる。

ということは、離れれば離れるほど小頭効果は薄れるという事。

頭の部位にもよるのですが結んだり、アレンジした時にこの短い髪が出てきてしまう可能性が高いので素敵ではないかも知れません。

これに関しては髪質や仕上がりのデザインのサイズ感などから考えて微調整しますのでなんとかなる場合がほとんどです。

髪や骨格の悩みもアルスカーサにご相談ください

ビフォーアフターの事例も交えてステップボーンカットについて解説してきましたが、いかがだったでしょう。

髪を結んでアレンジする方はお断りとお伝えしましたが、仕方なく結んでいる方はもちろんその限りではありません。

むしろ今まで結ばないといけないくらいの髪の毛量の多さやクセ毛のせいで、結ぶ髪型しか出来なかった方がステップボーンカットで下ろした髪型で素敵に変えられたケースがほとんどです！

とにかくゆっくりゆっくり相談して決めましょう！

しっかり相談する事が実は僕が1番大事にしている事であり、素敵なライフスタイルヘアデザインを作る1番の近道になります。

どんなヘアスタイルにしようか？傷んだ髪をなんとかしたい！など髪に関するご相談はお気軽に！